【猫草の育成ガイド】LEDライトを使った屋内での猫草の育て方
日当たりが悪くて屋内で猫草を育てるのを諦めていないでしょうか? 実は、猫草は消費電力の小さなLED照明を活用すれば、日照がほとんどなくても育てることができます。
この記事では、私が実践している猫草の育成方法について紹介します。これを読めば、わずか4WのLED照明で猫草を育てるコツがわかります。
興味がある方は読んでみてください。
はじめに
猫草は、多くの猫にとって楽しいおもちゃであり、健康にも良い影響を与えます。この記事では、光量が不足しがちな屋内で猫草を育てる方法について実体験に基づいて詳しく説明します。猫草の効果と育て方について探求していきましょう。
猫草とは
猫草とは
猫草は一般的に小麦草や大麦草のことを指します。これらの草は、猫が摂取すると消化を助け、毛玉の予防に役立ちます。また、猫にとって噛んで遊び、娯楽を提供することもあります。
ちなにみ私の家の猫は、猫草が大好きです。猫草は洗面所に置いてあるのですが、朝起きて顔を洗いに行く時、お風呂の入るときなどは、猫草もらうためにダッシュでついてきます(可愛いです)。
屋内飼いの猫にとって
屋内飼いの猫にとって、猫草は特に重要です。屋外にアクセスできないため、自然界の草を摂取する機会が限られています。猫の健康をサポートするために、猫草をあげるのはおすすめです。
屋内での猫草の育て方
日照の不足LED電球を活用
私はマンション暮らしですが、猫草を育てる場所に苦労していました。窓際などに置くと、まだ育ってない鉢を猫が掘ったりしそうですし、ベランダで育てようとすると出入りの時に猫がうっかり出ないか注意しなければなりません。
手軽に育成するなら屋内なのですが、窓際以外だと日照が不足してしまいます。
この問題を解決する方法として、LED電球があります。
植物育成用のLEDライトなども売られていますが、私は普通のLED照明で育てています。園芸などで育てる場合は、育成用のLEDライトがよいのでしょうが、猫草の場合は2週間ほどもてばよいので、普通のLED照明で代用できないかと考えました。
結果としては普通のLED照明でも十分育成できました。
私の使ったのは、消費電力が小さい昼光色のLED照明です。具体的には、オーム電機のLDR4D-W-E17です(口金がE17用です)。この照明の消費電力は4.3Wで、明るさは50型相当です。
この照明は以下のサイトで購入できます。
現在、数年間、この照明で猫草を育てています。特にトラブルもなく育てられているので、普通のLED照明で十分育成できるようです。
洗面所の照明で育てる
育成場所としては、猫が勝手に入れない洗面所にしました。
猫にあげる猫草の量を管理したいのと、おやつのように猫草あげる時間を作ることでスキンシップを図るのが目的です。勝手に食べられても困りますしね。
私の家の洗面所は、照明が付いていない状態では薄暗いため、光源なしでの育成には適していません。洗面所の天井には、照明が2つついているので、今回は片方を猫草育成用のLEDランプに交換しました。同時にもう1つも交換しましたが、こちらは少し明かる目(消費電力の高い)LED電球に交換しています。
4WのLED照明とはいえ50型相当ですので十分な明るさですが、両方つけた場合はかなり明るくなります。
猫草は、洗面台の棚の上に置いて育成しています。この位置が照明に近く、ちょうど良いからです。
ワット数が低いので近い方が良いかと思います(洗面台の棚の上が一番邪魔にならず、しかも照明に近いというベストポジションでした。
レイアウトは、下記のような感じです。
私の場合の配置を紹介しましたが、照明と鉢を置く位置は、みなさんの家のレイアウトに合わせて、良さげな場所を探せば良いかと思います。
栽培に使った種と土
猫草を育てるためには、猫草の種(通常は小麦草や大麦草)と適切な土が必要です。
最初は「キャティマン おうちで育てる 猫の生野菜 種と土」を使っていたのですが、一時期品切れの時期が続いたので別のものにしました。
ここから、種と土のセットではなく、種と土を別々に購入しています。
種は「犬と猫が好きな草のタネ 200g」を使用しています。
土は、「犬と猫が好きな草の栽培用土」を使いました。この土は、種と同じメーカーの商品です。この組み合わせでしばらく使っていましたが、以前と比べて成長が悪く感じました。発芽は問題なくするのですが、栄養が不足するかその後の成長がキャティマンのセットを購入していた頃に比べると悪かったです。
この土とLED照明の組み合わせがわるいのかと思い、キャティマンのセットと同じヤシ繊維の土を探しました。ヤシ繊維の土は、ネット通販でも売っていますが、ダイソーで「水で増える園芸土」として安く売られていますので、そちらを使うことにしました。8個入りで110円(税込)とかなり安いです。
このダイソーの園芸土は水で戻すとかなりの量になるので、我が家では1つを3〜4回に分けて利用しています。8個だと24〜32回分になります(半年以上持ちます)。
2024/9月現在、ダイソーの「水で増える園芸土」が販売されなくなったみたいです。とりあえず、ダイソーの「花と野菜のかるい培養土(3L)」を買って試し始めました。同じココヤシピートなので問題なく育てば良いですが・・・とりあえず、しばらく試してまたブログ記事に追加します
この土に変えてみると、LED照明でもしっかり成長するようになりました。やはりLED照明と土の相性が悪かったみたいです。
ここで紹介した種と土は以下のものです。最初はセットを購入するのが良いかと思います。キャティマンは以前は鉢もセットされたものが売っていましたが、今は購入できないみたいです。
種の撒き方と育て方
土を戻す
圧縮されたヤシの繊維は8倍くらいに膨らみます。十分なサイズの容器でもどす必要があります。私は経験したことはありませんが、他のブログでは、ゾウムシが発生したという記事もありましたので、殺虫を兼ねて熱湯を使うのをおすすめします。熱湯を使うと、戻るのも早いです。
熱湯を使った場合は、種を植える前に冷えるまで十分待ちましょう。
私は、一旦大きな器でもどして、小分けにして使っています。使っている鉢だと大体3回〜4回分になります。
種を植えて暗所に置く
我が家では、透明なカップを利用して育てています。まずこれに土を7割くらい入れ、そこに種を蒔きます。発芽しない種もあるので少し多めに撒いています(大体、写真くらいです)
種の上に、薄く土を撒いて、水を十分やったら暗所に置きます。
カップは水が抜けないので、あまり水を入れすぎないようにしなければなりません。といっても、そこまで神経質になる必要もない気がします。
あとは、鉢を暗所に置いて発芽を待ちます。我が家の場合、安定して暗所になるのがトイレなので、トイレの棚に置いています。大体3〜4日くらいで発芽します。
芽がでたらLED電球の下に置く
発芽したら、洗面所のLED照明の下に移動させます。ここから3日ほどすると食べられるサイズに成長します。
発芽まで3〜4日、成長まで3日の合計1週間ちょっとで育ち、1週間くらい猫草をあげることができます。なので、毎週栽培を始めるとちょうどいい感じでローテーションできます。
LED照明の電気代は月100円前後
猫草を常に育てているので、LED照明は24時間365日つけっぱなしになります。
電気代が気になるかもしれませんが、4WのLEDライトの場合それほど電気代はかかりません。どれくらいの電気代になるのか計算してみましたが、1ヶ月100円くらいです(電力会社によって多少異なります)。
育つまでの期間
猫草は比較的速く成長します。
上で書いたように、種を植えてからおおよそ1週間程度で猫にあげられる状態になります。ただ、季節(温度)などによっても異なるので、おおよそ1週間〜2週間程度だと考えればよいと思います。
ちなみに、1週間では少し小さいですが、この時期、柔らかくて美味しいかもしれません。
注意事項
屋外ほどではないですが、土の乾燥には注意する必要があります。また、あまり水をやりすぎると根腐れする可能性もあります。定期的な水やりを行いましょう。
カビ(?)に注意
下記は、カビが発生した映像です。これまでもたまにカビが発生することがあったのですが、原因が特定できた気がします。
現在、わたしの家では上で紹介した種と、ダイソーで購入した種の種類を使っているのですが、どうもダイソーで購入した種の方でカビが発生しやすいようです。
ということで、もしカビが発生やすいようならタネを変えてみるのも良いかと思います。
ヤシ繊維の土は熱湯でもどしているので、「カビはどこから発生するのだろう?」と悩んでいたのですが、タネ側に問題があるのであれば納得です。
もし、頻繁にカビが発生するなら、タネを疑ってみるのもの良いかもしれません。
まとめ
この記事では、屋内で猫草を育てる方法について詳しく説明しました。
薄暗い場所でもLED照明を使えば、猫草は成長します。電気代もそこまでかかりませんので屋内で猫草を育成する場合の参考になれば幸いです。