MagicAnimateを使って写真をアニメーションさせてみた【インストール不要】
静止画とモーションのデータから、静止画の人物をアニメーションさせる動画生成AIです。実際に使ってみると、誰でも使えそうなくらい簡単だったので、テクログではなく、こちらの雑記ブログの記事にしました。
MagicAnimateとは
2023年12月4日に公開された、静止画像にアニメーションをつける動画生成モデルです。最近流行りの生成AIの一種ですが、だれでもGoogle Colabで動作させることができるみたいなので、Google Colabで動かす手順を詳しく紹介します。
とりあえず動かしてみる(Google Colab)
Googleのアカウントがあれば簡単に動かせる
Google Colabを使うには、Googleのアカウントを持っている必要があります。Googleのアカウントを持っていない場合は、Googleアカウントを作成してください。
起動の仕方
まず、以下のリンクをクリックします。
Google Colabで開く
するとMacAnimate-colabのページが表示されますので、Open in Colabと書かれたボタンをクリックします。
ブラウザでGoogleアカウントで既にログインしていない場合は、ログインの画面が表示されます。その場合は、GoogleのアカウントのIDとパスワードでログインしてください。
実行する
Googleアカウントでログインしていれば、以下の画面が表示されます。
ここで、実行ボタン(図の赤丸の部分)をクリックします。
実行すると、以下の警告画面が表示されますので「このまま実行」をクリックします。
実行が始まりますのでしばらく待ってください(5〜10分ほど)。すると以下のような画面が表示されるはずです。
ここで表示されたアドレス(青い文字)のうち、下をクリックしてください。
下記の画面が表示されたら、実行完了です。
使い方
①動きを選択する
動画を用意しても良いですが、ここでは、Examplesに用意されているものから選択します。
ウィンドウの下に表示されている、Motion Sequenceの中から好きなものを選んで選択してください。
②写真をアップロードする
次に、動かしたい写真をアップロードします。全身が写っているものの方がよいみたいですが、上半身だけでもある程度はいけるみたいです。
試しに、バストショットの画像をアップロードしました。
アップロードするには、Reference Imageの枠の上矢印のあるマーク(下図の赤丸部分)をクリックします。ダイアログが表示されるので、アップロードしたいファイルを選択してください。
③Animateボタンを押す
画像とモーションの設定が完了したら、Animateボタンを押して実行します。
以下の図は①〜③までの手順を示したものです。
この処理はかなりかかります。
ダウンロード
10~15分放置すると、アニメーションが完成します。
赤丸のボタンをクリックするとダウンロードできます。
出来上がった動画がこちら。なんか違う人なイメージですが、一応モーション通りに動いています。上半身しかないので服装は勝手に生成したみたいですが、自分のイメージとは違いました。
まとめ
ここでは、MagicAnimateを使って、静止画を動かす方法を説明しました。
初めてでも簡単に動かせると思いますので、興味があったらチャレンジしてみてください。