【福岡市】無料のエンディングノートが配布中(終活)
福岡市でエンディングノートが無料で配布されているのをご存知ですか?
この記事では、福岡市で無料配布されているエンディングノートについて紹介します
- 福岡市在住の方
- 自治体が配布しているエンディングノートの内容に興味がある方
- エンディングノートに興味がある方
エンディングノートとは
みなさんは、「エンディングノート」という言葉を聞いたことはありますか?
エンディングノートは、人生の終わりや終末期に向けて、自分の思いや残したいメッセージをまとめた文章のことです。
エンディングノートには、以下のような内容を書くのが一般的です。
- 遺言や財産に関する情報
- 医療に関する希望
- 葬儀や埋葬に関する希望
- 家族や友人へのメッセージ
エンディングノートは、自分にとっては、終末医療についての自分の要望を記入しておけば「望む形で最後を迎えることができるようにする」ために役立ちます。また、財産の情報を記入しておけば、家族が「もしもの時に誰に連絡すればよいのか」「貯金や証券口座、保険の加入などを調べる」のに役立ちます。
自身のとっても、家族にとっても、エンディングノートを作成することはメリットになります。
エンディングノートについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参照してください
終活のタイミングは?
終活を検討するタイミングは、定年が見えてくる50代くらいと言われています。
人生を振り返るのにも良いタイミングです。エンディングノートという形でまとめておくのも良いかもしれません。
全部の項目を埋める必要はないと思います。書いておく必要があると感じる部分だけでも書いておけば、万が一のときに役立ちます
保険のように、残された方にエンディングノートが役にたつこともあるかもしれません。
終活では、「これまでを振り返り、自分を見つめ直す」「物や財産の整理」「医療や介護」「お墓」などの項目を考えることになりますが、エンディングノートにはこれらを記載する部分があります。エンディングノートの中身を確認するだけでも随分役にたつかと思います。
エンディングノートはどこで売っている?
エンディングノートは、ダイソーでも売っています。また、アマゾンなどのオンライン通販でも販売されています。
もちろん、エンディングノートを買わなくても、普通のノートに必要事項を書いておけば良いです。ただ、エンディングノートは、必要な項目がリスト化されているので、エンディングノートを使った方が、書き忘れや項目抜けを減らすことができます。
ですから、個人的には、エンディングノートを利用することをお勧めします
無料配布のマイエンディングノート
最近、福岡市のページを見ていると、エンディングノートを配布していることに気づきました。
ちょうど欲しかったのと、どういうものか気になったので、貰ってきました。
以下、福岡市が配布しているエンディングノートに関する記事になります。
マイエンディングノート
「マイエンディングノート」は、福岡市が無料で配布しているエンディングノートです。ページ数は32ページでなかなかのボリュームです。
配布場所は?
福岡市の市役所1階の情報プラザ、各区役所の情報コーナー、入部・西部出張所などで配布しているそうです。
私は、福岡市の市役所1階の情報プラザで入手しました
チラシのコーナーなどには置いていませんでした。情報プラザの受付で、「マイエンディングノートが欲しい」といえば、出していただけます。
サイズはA4です。A5サイズかB5サイズだと思っていたので、思ったより大きかったです。
おそらくですが、高齢の方が記入しやすいように大きめサイズにしているのではないでしょうか。実際、記入もしやすいです。
気になる内容は?
中身も気になるのではないでしょうか。中身は、こちらのページでPDFが配布されているので確認できます。
PDFを印刷して自作してもよいです
中身を確認したところ、マイエンディングノートは4つの章で構成されていました。
1章 私のこれまで
自身の氏名・誕生日などの基本情報を記載する部分です。家系図を書く部分がありますので、法定相続人の確認にも役立ちそうです。
相続関連について知りたい方は、以下のF. 相続・事業承継を参照が参考になります。(ファイナンシャル・プランナーの資格試験のためのテキストですが、法律などを調べるのにも役立ちます)
2章 私のいま
本籍地や現住所などの基本情報、好きな食べ物などの嗜好の情報、かかりつけの医者、常用薬、病気などの医療情報、預貯金や不動産、株・保険、借金などの資産情報、電気・水道などの契約情報、大切にしているもの、ペットの情報などの現在の状態を記載する部分です。
万が一のときに、家族や周囲の方が助かる情報になります。
ページ数も8ページと一番ボリュームがあります
3章 私のこれから
「もしもの時の希望」を記入する部分です。
連絡して欲しい人、介護などへの希望、終末期医療についての希望、判断能力が低下した場合の希望などを書くことができます。
任意後見人は、判断能力があるうちに決めておく必要がありますので注意です
4章 私のエンディング
死んだあとにの記入する部分です。
連絡して欲しい人、葬儀に関すること、お墓に関することなどを記入します。
また、遺言書の有無についても記入しておきます
その他のページ
1章〜4章までは一般的なことなので、福岡市に住んでいなくても利用可能です。
4章より後のページは、福岡市の終活相談窓口や、各種相談・手続きの連絡先などになります。
犬や猫・ペットに関することの相談先なども記載されていますので、福岡市に住んでいてペットのことが心配な私には窓口が書かれているのはありがたかったです。
他の相談窓口も有用そうです。福岡に在住なら、この情報部分だけでもエンディングノートをもらってくる価値があると思います。
ここの部分は更新されそうなので、定期的に、新しいものが欲しくなりますね。
福岡市以外の方は
他の自治体で無料配布しているところ
福岡市の無料配布のエンディングノートについて説明しました。
他の自治体は配布していないのでしょうか。
実は、他のいくつかの自治体もエンディングノートを無料配布しています。
とりあえず、「自治体名 エンディングノート」で検索して見ると良いと思います。
ちなみに、「北九州市 エンディングノート」で検索すると、北九州市政だよりのページが見つかります。北九州市社会福祉協議会が各区役所内の区社会福祉協議会や、戸畑駅のウェルとばたで配布しているそうです。
調べたところ、無料でエンディングノートを配布している自治体は結構あるみたいです(東京都足立区など)。お住まいの自治体で探してみてはいかがでしょうか。
または、記入する部分は他の自治体のやつでも使えますので、PDFを印刷して記入する方法もあります。
PDFの場合、記入して印刷することもできます。遺言書ではないので必ずしも手書きの必要はないです
まとめ
以上、福岡市が無料配布しているエンディングノートについて紹介しました。
多くの自治体がエンディングノートを配布しているみたいですので、欲しい方は自分の住んでいる自治体が配布していないか調べてみると良いかと思います。
福岡市のように、問い合わせ先・相談先などが書かれていると便利です。