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XREAL One Proレビュー:“もう一台のモニタ”

tadanori
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Meta Quest3を購入してしばらくたちますが、いくつか欠点が見えてきました。やっぱ軽い方が良い!ということで、今回、ARグラスのXREAL One Proを購入したので簡単にレビューしたいと思います。

はじめに

Meta Quest3を購入した記事でも書きましたが、だんだん老眼になってきて近くの文字が見にくくなってきました。VRグラスは老眼でも見やすいというのはQuest3でわかったのですが、使っていると、重さが気になってきました。あと、バッテリーが持たないことと、取り回しの悪さも気になる。

合わせて読みたい
【購入レビュー】老眼対策にMeta Quest3を購入してみた
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そこで今回、メガネ型のARグラス XREAL One Pro を購入して試してみました。
結論を先に言うと——

「動画・スライド・軽作業用の“持ち歩けるモニタ”として非常に満足」だけど、
「ただしプログラミングや細かい文字作業はまだ厳しい」

という、はっきりとした向き不向きがあるデバイスでした。

以下では、実際に使ってみた素直な感想です。

XREAL One Proとは?

XREALOne Pro は、USB-C ケーブル一本で映像入力できるスマートグラスです。Quest3のような「VRゴーグル」ほど大げさではなく、ほぼサングラスの延長の形状をしています。

主な特徴は以下の通り

  • 新光学エンジン X Prism により映り込みが大幅改善
  • 最大 57° のFOV(旧モデルより広い)
  • 最大輝度700nit、映像は十分明るい
  • Boseチューニングのスピーカー
  • ケーブル1本で映像入力(電源不要)
  • メガネ型でかなり軽いデバイス

なぜ XREAL One Pro を選んだのか

複数のスマートグラスを比較した中で、最後に XREAL One Pro を選んだ理由は次の通りです。

  1. ケーブル1本で映る手軽さ
    外部バッテリーやハブをつける必要がないのは日常的に使う上で超重要
  2. “映り込み問題”が旧機種よりほぼ解消されている
    過去モデルでよく聞いた「レンズ下に光が反射して邪魔」という声が、One Pro では大きく改善されているらしい。
  3. 3DoF で仮想モニタを位置固定できる
    モニタ代わりとして使うなら、画面が動かないことは個人的には必須。
  4. メガネ型で軽く、外に持ち出せる
    ゴーグル型は家でしか使う気にならないが、One Pro なら旅行や出張にも持っていける。
外箱
箱の中身(同梱物)

実際に使ってみた感想

初期設定

距離・サイズ・位置など、仮想モニタの調整は非常に細かく行えます。XREAL One Proの特徴らしいですが、単体で設定ができるのはかなり快適です。

音質もBoseチューニングということでそれなりです。

PC作業:向き不向きがはっきりしている

結論として——

・大きな文字 → とても快適
・小さな文字(コード、細かいUI) → 厳しい

となります。

まず、スライド作成や資料閲覧程度なら問題ないです。

ただ、プログラミングのように「小さな文字をタイピングする」用途では、若干のぼやけを感じます。あまり向かないと感じました。

これ、海外レビューでもよく言われているようで「動画はOKだけどテキストは滲む」「文字の鮮明さが低い」などの声がありました。自分で実際使ってみてもここは感じました。

実は、文字の読みやすさだけで言えばQuest3の方が良いです。Quest3相当を期待していたのでちょっとがっかりな部分でした。

動画鑑賞:最高に快適

動画鑑賞にはとても良いデバイスです。

寝転がってYouTubeを見る、ソファで映画を見る…といった物理モニタでは絶対に実現できない視聴スタイルがとても快適です。

“自分専用の大画面がどこでも持ち歩ける”というのは本当に便利だと感じました。

外で使うハードルは高い

見た目はサングラスに近いけど、普通のサングラスと違って違和感があります。この違和感、私はかなり気になります。

もしかしたら、他の人は気にしていないかもだけど、カフェや電車で使うのは、個人的には少し抵抗があります。

ここはもっと薄型(ふつうのサングラスっぽく)になるか、普及してみんながつけるようになるかしないと使わないかも。

メリット・デメリットの整理

メリット
  • ケーブル一本で接続、電源不要で手軽
  • 仮想モニタのサイズ・距離を自由に調整できる
  • 映り込みが少なく、映像がクリア
  • 動画・映画・スライド作成に最適
  • メガネ型で持ち歩ける軽さ
デメリット
  • 細かい文字作業(プログラミング)は不向き
  • 公共スペースで使うにはやや勇気がいる
  • 長時間装着で多少発熱
  • 毎回画面位置の調整が必要

まとめ

まとめると「用途がハマる人には最高の“持ち歩けるモニタ”」だと思います。

ただ、万能ではない感じです。youtubeなどで言っているほど、作業用モニタとして使いやすいわけではありません。Quest3と比べると少し使いにくい印象を受けました。

ただ、老眼の私にとっては「ボケない」という利点が大きかったりします。

まだ、1920×1080のスクリーンですが、これが4Kなどになればかなり快適かなと思います。

とりえあず、動画視聴には重宝しています。

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ある/Aru
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ファイナンシャル・プランナー(CFP®)/ 博士(情報工学)
2023年5月に54歳で早期退職。自分の時間ができたのでブログを開設。本職はITエンジニア(専門はデータ分析・機械学習)だが、ファイナンシャル・プランナー(CFP®)資格も保有し活動中。投資歴は20年以上。
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