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Intel N100搭載Chromebook「IdeaPad Flex 3i Gen8」を購入|レビュー

tadanori
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N100搭載のChromebookがアマゾンのタイムセールで29,800円になっていたので、衝動買いしてしまいました。この記事では、IdeaPad Flex 3i Gen8を使用した感想などを書きたいと思います。

はじめに

二台目のChromebook

Chromebookは、これが二台目になります。以前使っていたのは、Lenovo IdeaPad Duet Chromebookという機種で、タブレットタイプの本体にキーボードとカバーがついたものでした。たしか、こちらも3万弱で購入したと思います。

今回、N100搭載のChromebookがいよいよ3万円を切ったので思い切って購入しました。

外箱
外箱

Chromebookの用途

Chromebookといえば、ウェブ閲覧、ウエブアプリを主に購入する商品だと思います。私の場合は、少し特殊で、趣味のプログラミングもChromebookで行います。

プログラミングというとWindowsやLinuxなどにローカルに環境を構築して行うのが一般的です。

ただ、実は、最近はプログラミング環境もクラウドサービスを使った方が便利だったりします。私は2つのサービスを使ってプログラミングしています

  1. Google Colab
    Google Colabは無料で利用できる機械学習向けのPython環境です。Colab Pro/Pro+という有料環境も用意されていて、契約するといろいろアップグレードされます。GPU搭載の環境が無料で使えるのが大きなポイントで、ディープラーニングなどの高性能なGPUが必要な処理を動かすことができます。
  2. Github Codespaces
    Github Codespacesは、C++, Python, Go言語、Javascriptといった様々な言語が動作する環境を提供するクラウドサービスです。Githubのリポジトリと連携するので、プログラムの作成から保存までを1つの環境で行うことができます。エディタは、人気のVisual Studio Codeです。

ちょっとしたプログラミングと、ウェブ閲覧、Youtube視聴、メール、オフィス文書のチェック程度ならChromebookで十分行うことが可能です。

ある
ある

Chromebookは癖があるので、自分の目的をよく整理してから購入しないと後悔するかもしれません。逆に、目的にマッチしていれば非常に安いPC環境として快適に使えます

同梱品
同梱品は本体、ACアダプタのみ

Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen8

アマゾンのタイムセールで29,800円で販売していたので、「チャンス」と思い購入しました。アマゾンの場合、時々安く販売するのでそういう時を狙うと良いと思います。

仕様とか

仕様は以下の通りです。

インタフェースは右側面に電源、ボリューム、USB-A、HDMI、ロック用のホール、左側面にUSB-C、USB-A、ヘッドフォン、microSDカードリーダーです。

Type-Aを1つ減らして、PD対応のType-Cを左右に搭載して欲しかったですが、このあたりは残念です。

HDMIを搭載しているのは何気にポイント高いです。資料をモニタに表示する場合などはHDMI端子があると重宝します。

製品名Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen8
製品番号82XH001KJP
OSChromeOS
プロセッサインテル® プロセッサー N100
800MHz (ターボブースト時 3.4GHz)
4コア
メインメモリ 4GB(LDDR5)オンボード
記憶装置64GB(eMMC)
ディスプレイ12.2 型 WUXGA IPS 液晶 (1920×1200 ドット、約1,677 万色、16:10) 、マルチタッチ対応(10 点)、光沢あり
USBポートType-C(USB3.2 Gen2, DisplayPort出力)
Type-A(USB3.2 Gen1)x2
ディスプレイI/FHDMI
その他端子マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
通信機能Wi-Fi 6 対応 (IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n 準拠)、Bluetooth v5.1
内蔵カメラ前面:HD 720p カメラ、プライバシーシャッター付き
オーディオステレオスピーカー(2.0Wx2)、マイクロホン
本体寸法 (W×D×H)m約 284x210x18.4mm
本体質量(バッテリー・パックを含む)約 1.25kg

プロセッサ

Intel N100搭載というのが一番の特徴だと思います。Intel N100は、ミニPCなどで人気のあるCPUで、Windows11も十分な速度で動かすことができるローエンドのCPUになります。

具体的には、12世代のCoreのEコアだけで構成されているプロセッサで、これまでのCeleronプロセッサーと比較して大幅に性能が向上しています。

とにかくN100を搭載したWindowsPCの評判はかなり良く、このCPUがChromebookに搭載されないかと思っていました。

出た当初は、少し高めでしたが、最近は割引率も上がって価格もこなれてきて、とうとうN100搭載で3万円を切ってきました。

ある
ある

Intelの第12世代のCPUは、高性能だけど消費電力の高い「Pコア」と、消費電力が低いけど性能はそこそこの「Eコア」から構成されています。

メモリ

メモリは4GBとやや少なめです。このノートPCのOSがWindows11なら絶対購入しません。Chromebookでも8GB欲しいところですが、以前使っていたやつもで4GBでも通常は困ることはほとんどなかったので問題ないと考えています。

以前のChromebookで問題となったのは、行数が100万行くらいあるcsvファイルをGoogleスプレッドシートで開いた時にもたつくことでした。同じファイルを16GBメモリを搭載したMacbook Airで開くとそこまでもたつかなかなったのでメモリ不足だと思われます。

ただ、このサイズのcsvファイルは結局全部の行を閲覧することがないのであまり問題にならない気がします。

それ以外で、メモリで困ったという記憶はあまりありません。

ディスプレイ

12.2 型 WUXGA IPS 液晶 (1920×1200)と、解像度は十分です。視野角もIPS液晶ということで十分だと思います。

「光沢あり」は、少し光沢がありすぎな気がします。映り込みが激しいです。気になる場合は、液晶保護フィルムで非光沢にするなどしても良いかもしれません。私は、スマホも液晶保護フィルムを貼らない派なのでこのまま使うと思います。

ただ、私的にちょうどよい倍率が設定にないのが気になりました。ここは好みの問題だと思います。

また、液晶の色が少し青っぽい(色温度が高い)です。他のモニタと比較して明らかに青っぽいです。

単体で見ている分には気になりませんが、他のモニタと並べると青っぽさが気になります。

内蔵カメラ

内蔵カメラは、ウェブ会議でとりあえず使えるといった感じの画質です。

ややのっぺりした感じです。インカメラなので、そんな使い方はあまりしないと思いますが、写真やビデオ撮影用としては少し物足りないと思います。

あと、シャッターが付いているのは⭕️です。

USBポート

USB-Cは充電用を兼ねています。なので、電源ケーブルと指すとUSB-Cは使うことができません。USBポートを複数使いたい場合は、ハブを用意する必要があると思います。

私の場合、モニタにUSB-Cで繋ぐだけでPCへの給電と画面出力ができ、モニタ側のUSBポートに取り付けているマウスとキーボードが接続される環境で使っているので、USB-Cだけで接続できるのは非常に重宝しています。

最近のモニタはUSBーC一本で繋げられるものも増えているので、自宅ではそういったモニタと組み合わせるのもありだと思います。

キーボード

キーボードの打鍵感は、「まぁ、こんなもの」といった感じです。ストロークは少し浅めですが、気になるほどではないです。右側の「¥」のキーが小さいこと、リターンの部分が窮屈なことを除けば、そこまで変則的なキーボードではないので、ストレスなく使えます。

ただ、私自身はUSキーボードを普段使っているので日本語(JIS)キーボードの配置には少し違和感があります。

国内でも、USと日本語が選べたらいいのですが日本語のみです。

キーボード配列

USB-Cからのディスプレィ出力について(4K対応を確認)

以前使っていたLenovo IdeaPad Duetは、USB-Cからのモニタ出力は1920×1080が最大でした。

接続してみたところ、今回購入したLenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen8は、4Kモニタに対応していました。

スペック表にもなかったので気になっていたのですが、これはかなり嬉しかったです。

解像度が高く設定できるので、外付けモニタを使うメリットが増えました。

外付けキーボード(Windows用)をつけた場合のキー

Windows用のキーボードをChromebookに繋げた場合、Windowsキーが検索キーまたはランチャーキーになります。また、CTRL+スペースで「かな」「英数」の切り替えができるようになります。

大きさ・重さ

12.2インチということで小さいことを期待していましたが、13インチのWindowsPCやMacbook Air(m2)より、横幅が数センチ小さい程度です。重さは少し軽いはずですが、持った感じはそれほど軽く感じません

気になったのは厚さで、Macbook Airと比較するとかなり厚いです(Macの厚さに調整していた、縦置きスタンドには入りませんでした)。

とりあえず、A4ノートPCと同じサイズくらいと考えるとよいかと思います。

一応、持ち歩く予定ですが、カバンに入れて持ち歩くことができるPCだと思います。

速度

とりあえず、使ってみてますが普通に使う分にはストレスは特にない速度で動作します。

一応、Octane Benchmark 2.0 plusも実行してみました。

ベンチマークスコア
Lenovo IdeaPad Flex 3i Chromebook Gen8

日頃使っているMacbook Air(M2)のスコアが以下になります。

参考数値
Macbook Air(M2)のスコア(参考)

シングルコアでM2の1/2、マルチコアはコア数の差があるのでM2が大きく引き離しています。3万円弱でこの性能というのはかなり良いと思います。

ちなみに、スコア41,275というのは、第10世代のCore i5クラス(ノートPC用)クラスです。数年前のミドルエンドのノートPC程度のパフォーマンスがあると思います。

ある
ある

ちなみに私の使っている5年前のRyzen 7のノートPCよりベンチマークスコアは上です。Windows11でもメモリがあればサクサク動くCPUだと思います

まとめ

以上、新しく購入したChromebookについてレビューしました。N100のChromebookはサクサク動いてストレスがありません。3万円以下まで落ちてきた今なら買いだと感じました。

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ある/Aru
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ファイナンシャル・プランナー(CFP®)/ 博士(情報工学)
2023年5月に54歳で早期退職。自分の時間ができたのでブログを開設。本職はITエンジニア(専門はデータ分析・機械学習)だが、ファイナンシャル・プランナー(CFP®)資格も保有し活動中。投資歴は20年以上。
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