【購入レビュー】老眼対策にMeta Quest3を購入してみた

「VRには老眼は関係ない」という記事を見つけて興味を持ち、Meta Quest3を購入てしまいました。この記事では老眼で近くが見えにくくなった私が、Meta Quest3を実際に試してみた使用感を詳しくレポートします。
はじめに
年齢とともに視力の変化を実感することが増え、特に老眼が進むとスマホやタブレットの画面を拡大しないと読みにくくなります。私は普段、iPadでニュース記事やWebページを読むことが多いのですが、文字が小さくて読みづらく、拡大して読むことが当たり前になっていました。
最近Webを検索していると、「VRには老眼はない!」といった記事を見かけVRデバイスが気になり出しました。VRデバイスを調べたところ、「Meta Quest3」が良さそうだったので老眼対策と興味を兼ねて購入することにしました。
購入から設定まで
Meta Quest3
Meta Quest3ですが、Webでみると認定小売店から購入するのが良いということ。日本では、アマゾン、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラが認定小売店ということでした。
今回は、ヨドバシのポイントがあったので、ヨドバシカメラで購入しました。ちなみにMeta Quest3はスタンドアロン型のVRヘッドセットで、単体で利用できるのが特徴です。また、PCに接続して使うこともできるようです。
単体で、VRゲームだけでなく、ブラウザなどを使ってWeb閲覧も可能ということで、とりあえず単体で色々アクセスして使ってみることにしました。
ちなみに、今回買ったのは、Meta Quest3本体、Meta Quest Eliteストラップ(バッテリー付き)と、Meta Quest3/3S携帯用ケースです。
Meta Quest3Sの方が安いのですが、今回の目的は「文字を読むこと」なので、解像度が高いMeta Quest3の方をチョイスしました。価格差が結構ありますが安い方を購入して後悔したくなかったのが理由です。
Eliteストラップを購入したのは、Meta Questの標準のストラップだと前面が重く前に荷重がかかるけど、バッテリ付きのストラップをつけると頭の中央付近に荷重が移動して楽になると書かれていたのが理由で。

昔、Playstation VR(PSVR)を使っていたとき、前方が重くて目と鼻が痛くなっていたので、これが解消されるなら良いなと思ってストラップも買いました。
今回購入したもの
ちなみに、後で気づきましたが、バランスを取るためであればバッテリー付きストラップはサードパーティのものでもよかったかもしれません。
紹介プログラムを利用
また、今回は「紹介プログラム」を利用しました。Meta Questには「紹介プログラム」があり、これを利用すると3,000円分のストアで使えるクーポンがもらえます。知り合いにチャットで聞きまたが、Meta Questを使っている人がいなかったので、知らない人のブログにリンクが貼られていた紹介リンクを使ってポイントをゲットしました。

紹介プログラムは多くの方がブログなどで公開しているので、興味のある方は活用するとお得に購入できます。
以下に私の紹介リンクを掲載しておきます
アカウントにデバイスが登録済みだったり、中古で購入したMeta Questの場合は登録できなかったりします(新規にデバイスを購入した人が対象です)。
いざ起動
到着した商品はつぎのような感じです。左からEliteストラップ、本体、ケースです。PSVRの箱などと比べるとかなり小さいです。

開封して初期設定を行い、早速起動。セットアップはスマホアプリを使って行う形で、特に難しい操作はありませんでした。Wi-Fiに接続し、Metaアカウントでログインすればすぐに使い始められます。
初期設定は、箱に書かれたQRコードをスマホで読み取ってスマホのアプリをダウンロードしてインストールし、起動するだけです。私の場合は、紹介プログラムのためにアカウントは事前に作成していたので、アプリにはそこで設定したアカウントを入力してログインしました。
アプリではアバター設定などの基本的なことを行なう必要があります。その後デバイスを追加すれば設定は完了です。
Meta Quest3側も起動すると、初期設定の指示がでるので特に難しい部分はありませんでした。特に設定はスマホに表示されたQRコードを読み込むだけで終了でかなり楽でした。
設定を完了した時点でバッテリー残量が20%となっていたので、一旦充電のため二時間ほど待ちました。
使用した感想
充電はストラップ側のUSB-Cに刺すだけで、両方の充電を行なってくれます(結構時間がかかります)。とりあえず、ある程度充電して、さっそくブラウザを立ち上げてニュース記事などを読んでみました。

バッテリーの使い方として、まずストラップ側のバッテリーが0%まで使われ、その後本体のバッテリーが減っていくようです。ストラップだけバッテリーが減っていて「おや?」と思いましたが、外付けバッテリーが先になくなるというのは、まぁ当然と言えば当然の動作。でも気になりました。
重さ
ヘッドセットの重さはそれなりにありますが、Eliteストラップ(バッテリー付き)のおかげでバランスが良く目の周りが痛くなることはありませんでした。PSVRの場合は、前方にズレるのを防止するために結構きつめにバンドを締め付けていたので頭が痛くなっていましたが、今回は頭に乗っけている感じなのでゆるくバンドを締めればよく痛くなることはありませんでした。また、首や頭が疲れるといったこともなく、比較的快適に使用できました。
老眼に対してどうだったか
ここが一番のポイントです。実際に使用してみると、はっきりと文字を読むことができました!
iPadなどでは、文字のサイズが小さいと拡大する必要がありましたがMeta Quest3の場合は顔を近づければ読むことができました。また、ブラウザのサイズは拡大できるので大きな画面でみることができるのもポイントでした。
Meta Quest3では、パススルー映像を出力することが可能でVRのように周辺の景色が見えなくなることもないので(カメラで撮影された周辺映像が重畳されて見える)、つけたままある程度は動くことができるのもポイントが高かったです。
近所に寝そべっている猫を撫でたのですが、Quest3から見えている映像と実際の猫の位置は結構一致しているみたいで全く違和感はなかったです。

とはいえパススールの景色は、映像独特の荒さというのもあります。机の上にある本の文字などは読めますが、全体的にざらざらした感じがあります(ビデオ映像を見ているような雰囲気です)。
とりあえず、Webを閲覧するという点に関しては、期待以上でした。
また、Youtubeですが、手元にパネルのように表示することも、映画館のように表示することも可能です。また、Youtubeとブラウザを2つ同時表示することもできるので、Youtubeを流しながらブラウザで読むなんてこともできるのが魅力です。

Youtubeを見る時に、タブレットのように手に持たなくても良いのもポイント高いです。ソファーに座って手放しで閲覧することができます!
まとめ
老眼対策としてMeta Quest3を試してみた結果、非常に満足できるものでした。重さのバランスも良く、何よりも文字がはっきり見える点が大きなメリットです。
まだPCのリモートデスクトップ機能などは設定できていませんが、今後、作業用途としても活用できるか検証していきたいと思います。VRデバイスはゲーム用途が中心と思われがちですが、老眼で近所の文字が読みにくくなった場合のデバイスととしても十分に使える可能性を感じました。