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チャット相手がAIか見抜く!コードポイント変換で判定する方法

tadanori
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チャット相手がAIか人間かを見分ける方法として、面白いテクニックを紹介します。​この方法では、日本語のテキストをUnicodeコードポイントに変換し、その変換結果をAIに投げるという方法です。本記事では、テキストをコードポイントに変換する機能も用意していますので、ぜひ試してみてください。

AIかどうかを判定するしくみ

雑記ブログですが、たまには、IT技術者っぽい記事を書いてみました。雑記なので「なんで?」という部分はあまり掘り下げません。

AIかどうかを判定する仕組みですが、ズバリ、UniCodeコードポイントというものを使う方法です。人間には読めないコードを、AIは普通に読んで普通に回答してしまうという特性を利用して、相手がAIかどうかをチェックするものです。相手が「チャットロボットかも?」と思ったら、とりあえず投げてみると良いかと思います。人間相手になげても「?」みたいなのが帰ってくるだけです(たぶん)。

コードポイント

AIは、入力されたテキストを単語(トークン)に分割するようになっていますが、Unicodeコードポイント形式に変換されたテキストも処理できることが多いです。

コードポイントとは、文字を識別するためのコードで一般的には「u+0000」の形式で表されるものです。

例えば、「こんにちは」はコードポイントで書くと次のようになります。

「こんにちは」=「u+3053 u+3093 u+306b u+3061 u+306f」

多くのLLMでは、u+\uに書き換えた「\u0000」という形式で入力する方が良いようです。また、英語はうまく応答できないことがありましたが、日本語は比較的うまく行きます。

人間は?

普通の人間は、コードポイント形式のテキストをそのまま読むことはできません。

コードポイントで送られても「???」と感じるのがほとんどでしょう。

つまり、テキストをコードポイント形式で送信して、すぐに意味のある回答が返ってきた場合、相手がAIである可能性が高いと考えることができます。

試してみる

この記事では、実際にAIにコードポイントに変換した文字列をなげて、どんな返答をするか確認してみました

テキストをコードポイントに変換

テキストをコードポイントに変換する作業は、人間が手動で行うには非常に面倒です。そのため、簡単にテキストをコードポイント形式に変換できる機能を用意しました。この機能を使うことで、入力したテキストを自動的にコードポイント形式に変換することができます。

変換方法
  1. テキストを入力欄に入力します
  2. 「変換」ボタンをクリックすると、テキストが変換されます
  3. 変換結果は「コピー」をクリックすることで、クリップボードにコピーできます
  4. コピーしたコードポイントをチャットに貼り付けます

テキストをコードポイントに変換

試してみる

現在(2025年4月16日)の結果です。AIは進化しているので、結果はまた変化していくかもしれませんので注意してください

チャットGPT(こんにちは)

まずはChatGPTで「こんにちは」で試してみます。

以下のように普通に回答が返ってきました

Gemini(こんにちは)

次に、Gemini 2.0で試してみます。こちらも普通に返事が返ってきました。

こんな感じで、ちゃんと返事を返してくれます。

チャットGPT(もっと複雑なもの)

もう少し複雑な内容にもちゃんと回答してくれるか試してみます。ChatGPTで、「日本のNISAについて制度の概要をおしえてください。」と聞いてみます。

こちらもちゃんと回答してくれました。

Screenshot

まとめ

以上のように、テキストをコードポイントに変換して投げた内容をAIは理解し、回答してくれます。相手が人間であれば「?」ってなるはずですが、AIは理解します。これをうまく使えばAIか人間かの判定ができそうです。

チャット相手が「もしかしてAI?」と思った時に活用してみてください。

ある
ある

AI側も進化しているので、今後は結果が変わるかもしれません。

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ある/Aru
ある/Aru
ファイナンシャル・プランナー(CFP®)/ 博士(情報工学)
2023年5月に54歳で早期退職。自分の時間ができたのでブログを開設。本職はITエンジニア(専門はデータ分析・機械学習)だが、ファイナンシャル・プランナー(CFP®)資格も保有し活動中。投資歴は20年以上。
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