銀行からDM(ハガキ)が来たので口座を解約した話
長期間利用していなかった銀行口座に「管理手数料発生」の通知が届き、解約することにしました。福岡銀行の支店で実際に行った解約手続きの流れや、必要なものを詳しく紹介します
はじめに
長いこと入出金していなかった口座(残高約970円)に対して、未利用口座としてハガキがやってきました。
同じ内容が福岡銀行のWebにも掲載されています。ここに書かれているDMがやってきた形になります。
平素より福岡銀行をご利用いただき、誠にありがとうございます。
当行では、2023年10月4日(水)にお知らせのとおり、2025年1月14日(火)より未利用口座管理手数料を導入し、対象の口座から手数料を引落としいたします。対象のお客さまには2024年8月下旬以降,順次お届けのご住所にご案内のDMを送付予定です。
なお、当行では2023年に個人のお客さま向けの福岡銀行アプリをリニューアルしました。いつでもどこでも簡単に残高照会や振込などのお取引がご利用いただけますので、口座ご利用再開をご希望のお客さまにおかれましては、是非福岡銀行アプリのご利用をご検討ください。
未利用口座管理手数料概要
手数料引落日 | 毎年1月13日(休日の場合は翌営業日)初年度は2025年1月14日(火)~2025年1月20日(月)の5営業日内※※対象のお客さまに送付するDMに引落日を記載しております |
手数料の対象口座(未利用口座) | 普通預金口座・貯蓄預金口座で最終のお取引(入出金等)から2年以上お取引 がない口座。ただし、以下の場合は対象外・当該口座の残高が10,000円以上である場合・当該口座が投資信託や外貨預金の指定口座である場合・当該口座がお借入れやローンの返済用口座である場合・当該口座の保有者が18歳未満の個人のお客さまである場合・その他当行が対象外と認める場合 |
手数料の金額 | 年間1,320円(税込) |
口座解約について | ・当該口座の残高が未利用口座管理手数料の金額に満たない場合、残高全額を未利用口座管理手数料の一部として引き落としを行い、当該口座を自動的に解約します・手数料引落日前に、お客さまご自身で当該口座を解約いただくことも可能です。解約手続きは、送付するDM内でご案内いたします |
これを見ると、「残高10,000円未満の口座については、年間1,320円の手数料」が発生すること、「残高が管理手数料に満たない場合は、自動的な口座解約が行われる」ことが書かれています。
放置していると残金が徴収されて解約されるということなので、先に解約することにして、福岡銀行の支店まで行ってきました。
解約手続き
支店の窓口で、まずは整理券を取ろうとしましたが、券種に「解約」や「その他」といった選択肢が見当たらなかったため、とりあえず近い理由を選んで整理券を発行しました。
その後、窓口で解約したい旨を伝え、通帳を出すと暗証番号の入力を求められたので、暗証番号を入力。あとは手続きが完了して再び呼び出されるのを待ちました。
手続き完了後、呼び出しがあり、口座に残っていた残金を現金で受け取って終了しました。
解約には通帳印や身分証明書が必要だと思い準備していましたが、今回は通帳と暗証番号のみで済みました。意外と簡単であっけなく手続きが完了しました。
今後も手数料を徴収する銀行が増えそう
現在、福岡銀行では残高10,000円未満の口座に年間1,320円の管理手数料となっていますが、将来的にこの基準額が引き上げられる可能性もあると思います。
今回解約した口座は、ずっと昔に作った口座で以前は利用していましたが、現在ではほとんど使わなくなっていました。このような未利用の口座は、必要に応じて整理するのが得策だと感じました。
ところで、これまでは地方銀行には「ATMが多い」「近所に支店が多い」といったメリットがありました。しかしながら、近年ではネット銀行の利便性が上がり、キャッシュレス決済の普及も進んでいます。その結果、ATMで現金を引き出す機会は大幅に減少しています。この流れを見ると、地方銀行がこれからますます厳しい状況になるのではないかと思いました。
まとめ
今回、未利用口座に関するDMが来たことが口座整理のきっかけになりました。使っていない口座はなるべく整理しておきたいものです。