クレジットカードの整理術|不要なカードは整理した方が良い理由
いつの間にかたくさん持っているクレジットカード。「年会費無料だからとりあえずいいや」と、とりあえず保有し続けていませんか。本記事では、クレジットカードをたくさん保有するデメリットを解説し、クレジットカードを整理の整理を提案します。
クレジットカードを整理したいと思った方は、ぜひ参考にしてください。
クレジットカード何枚持っていますか?
初めは一枚だけだったのに、ポイントや特典につられて申し込んでしまったり、買い物先で提供されるカードをついつい作ってしまったりと、気づいたらたくさんのカードを持っていたということはよくあることかと思います。
増えすぎたクレジットカードは管理が煩雑になるだけでなく、負債や支払いの見落としのリスクも高まります。保有カードの見直しを行い、不要なカードを整理することは重要です。
ここでは、クレジットカードをたくさん持つデメリット、整理するメリット、残すカードの選び方などについて解説していきます。
クレジットカードをたくさん持つデメリット
クレジットカードがたくさんあると何が困るのでしょうか。私が考えるデメリットは以下の通りです。
①管理が複雑になる
たくさんのクレジットカードを保有していると、クレジットカードの支払いの管理が複雑になります。「支払い日がいつか」、とか「いくら使ったのか」がカードに分散するため、わかりにくくなるのがデメリットです。
②払い忘れのリスク
管理が複雑になるので、その分、払い忘れのリスクが高くなります。口座残金が不足していて支払いができない時も、複数のカードに支払いが分散していると計算を間違ってしまうかもしれません。
③紛失のリスク
たくさんカードがあると、カードを落としたりした時に気づきにくいです。以前、私が財布ごと落とした時に、入れていたカードが何枚あったかわからなくなり、手元にあったカードも停止してしまったことがあります。また、紛失して気づくのが遅れてしまうと、不正使用されるリスクが高まります。
④信用履歴
信用情報への影響も気になると頃です。クレジットカードを多数開設すると、信用履歴に影響を及ぼす可能性があるそうです。これは、将来の住宅ローンの借入などに影響してしまうかもしれません。
デメリットを書きましたが、店舗ごとにお得なカードを使い分けられることや、ポイントや特典を受けられるなどのメリットもないことはないです。ただ、個人的には持ちすぎるとデメリットの方が大きくなります。
クレジットカードの整理とメリット
クレジットカードを整理するメリットは、先ほどのデメリットの逆になります。
つまり、以下の3つになります。
- 管理が簡単になる
- 払い忘れのリスクが減る
- 紛失に気づかないリスクが減る
カード枚数が減るので管理は簡単になります。また、支払い先が減れば、管理できているため払い忘れのリスクも減ります。さらに、カード枚数が少なければ紛失にも気づきやすいです。
個人的には、メリットが大きいと思います。カードの棚卸しをしてみてはどうでしょうか。
適切なクレジットカードの保有数は何枚?
2022年3月末の統計データで、一人あたりの平均枚数は2.9枚だそうです(出典:一般財団法人日本クレジット協会)。これをみると、カード利用者のほとんどが、平均で2〜3枚程度のクレジットカードを保有していることになります。
調べてみると、クレジットカードは、メイン1枚+サブカード2枚のトータル2〜3枚くらいがおすすめみたいです。
自分が保有しているカード枚数は、メイン1枚、サブ1枚です。と、言いたいところですが、記事を書くために棚卸ししてみると、普段使っている2枚の他に2枚の合計4枚保有していました。
1枚は解約したと思っていました。紛失してたら気づかなかったかも。あぶない…
以下、メインカードの選び方とサブカードの選び方を、私自身の保有カードを紹介しながら説明したいと思います。
メインカードの選び方
メインカードは、最も利用するカードを選択します。以下のポイントで決めると良いかと思います。
- ポイント還元率
- ポイントの利用しやすさ
頻繁に使うカードなので、ポイント還元率が良いものを選んだ方がお得です。ただ、いくらポイントが貯まっても使いにくいやつはイマイチです。ポイントの還元率が高く、ポイントが使いやすいカードを選びましょう。
私の場合は、メインカードは「楽天カード」になります。楽天カードはポイント還元率が1.0%と高く、また、貯まったポイントは楽天市場などで使えるのポイントも使いやすいです。特に、楽天経済圏に入れば、ポイントも貯めやすく、使いやすいです。
在職中は、ふるさと納税を楽天市場で行い、楽天カードで支払いとポイントがかなりお得にたまっていました。ポイント還元の高いカードは他にもありますが、ポイントの使いやすさの観点からは、おすすめのカードの1つです。
サブカードの選び方
サブカードは、色々な基準があるかと思います。
- よく通う店で便利
- メインカードにはない付帯サービスがある(旅行保険が手厚いなど)
よく利用する機会が多い場所でお得なカードとしては、例えばガソリンスタンドでお得なカード(ENEOSカードとか)があります。通勤で自動車を利用していて、ガソリンを結構給油している方などは、このよなカードも選択肢です。
また、旅行保険が手厚いカードなどの選択肢になるかと思います。ただ、この手の付帯サービスが手厚いカードは、年会費が高くなる傾向があるので、必要性とのバランスをとることが大切です。
私のサブカードはJCGカード(JAL)です。このカード、入会条件が厳しい(年間50回以上JALに登場+α)ですが、作っておくと以下の特典があります。
在職中の出張で条件を満した感じです
- JALさくらラウンジ無料
- 専用カウンターでのチェックイン
- 飛行機への優先搭乗
- その他
「メインカードにはない特典」のあるカードです。ただ、年会費が高いです。解約してしまうと次に加入は無理だと思うので残していますが、退職したら飛行機にそんなに乗るかなと考えています(ラウンジ無料、優先搭乗とかは乗らないと意味ないので)。
また、私は、2枚目のサブカードとして、クレジットカードではなく、デビットカードを保有しています(楽天カード、JALカード、デビットカードで3枚。見つかった2枚は整理対象)。
また、メインとサブカードは国際ブランド(Mastercard, Visa)を変えています。この国際ブランド変えるというのは作成時から意識していました。
2枚目のサブカードの活用法
私は、メインカードとサブカードは、別々に保管しています。これは、財布を落としたり盗まれたりした時に、クレジットカードが使えなくなってしまうのを防ぐためです。これまでの人生で二度ほど紛失したことがありますが、その間カードが使えないのはかなり不便でした。
特に、今はキャッシュレスな時代です。カードを止めると結構不便です(バーコード決済なども、カードから自動チャージしている場合は使えなくなる可能性がある)。
紛失などのトラブルに備えて、2枚目のサブカードは、予備カードとして保管しておくのも良いかもしれません。
クレジットカード整理のまとめ
以上、クレジットカードの整理について書きました。
棚卸ししてみると、私もカードが4枚と、使っていないカードが2枚見つかりました。いつの間にか作ってそのままになっているカードって結構あるかもしれません。ぜひ、棚卸ししてみてください。