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積み立て投資の出口戦略|私が考える4つの戦略を紹介

積立投資の出口戦略
tadanori
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50代までは、とにかく積立を続けて資産を築くことだけを考えてきました。50代くらいからは出口が気になってきて、早期退職して積立をストップした今は出口戦略をちゃんと考える必要性を強く感じるようになりました。

ということで、自分の頭を整理するために、出口戦略についての記事を書きたいと思います。

私自身のために書いたものですが、内容的には出口戦略が気になっている方にも役に立つと思います。ここに書いた情報が、皆さんの検討の助けになれば幸いです

積み立て投資は出口戦略が重要

まずは、出口戦略の重要性について考えてみます。

積み立て投資の成功の鍵は、投資の継続だけではありません。

出口戦略こそ重要です。

ここでは、積立投資を実践し資産を築いた後の、リタイアメントに向けた資産の取り崩し、いわゆる出口戦略について考える内容になります。

出口戦略とは、投資して築き上げた資産を、どのように取り崩すのか、あるいは、保有し続けるかを決定する重要な戦略です。せっかく、コツコツ積立て投資をしてきても、ライフステージに合わせてうまく使っていかないと無意味です。

積み立て投資が成功だったと言うには、資産を効果的に使う、あるいは子孫に残すといった、満足のいく出口戦略が不可欠です。自身の夢や目標を実現するためには、出口こそ重要です。

出口戦略としては、いくつかのパターンが考えられますが、まずは思いつくパターンを全て列挙していこうと思います。

一応、パターンとして整理してみましたが、内容の一部が被っているような気もします。

私の提案する4つの出口戦略

1

目標を達成したら現金化

積立投資をしている方の多くは、家を買うとか、教育費に使う、老後の備えなどライフプランに合わせて目標設定を行い、積立を続けているかと思います。

1つ目の戦略は、目標を達成したらリスクを最小化するために現金化してしまうという方法です。この方法だと、資産は現金化されるので目減りのリスクは最小限に抑えられます。

しかし、現状の銀行の金利を考えると、インフレに弱くなります。例えば、利子が今のままで、現在のようなインフレが続いた場合、資産は相対的に目減りしてしまいます。例えば、100円のものが120円になったとしたら、100円の価値は相対的に落ちていることになります。

また、手持ち資産が毎年数%づつ増える想定でライフプランを立てている場合は、現金化して利息が減るとプランが破綻してしまいます。

実際、私のライフプランでも資産には年2%の金利がつく想定で計画しています。

ということで、私にはこの選択肢はないです。

ただ、金利想定をしてない方や、教育費目的などは、現金化という手段でリスクを減らすのもありだと思います。

2

資産減少のリスクを抑えつつ、一部を現金化

ポートフォリオを再検討して、今までより低リスクの資産配分に変更するという方法です。この時、一部を現金化することで、リスクを低減できます。

リタイヤメントプランとしては、現実的な選択肢かと思います。

例えば、株式重視のポートフォリオを見直して、債券・現金の比率を上げるなどがこれにあたります。

この選択肢は、私も取れる選択肢です。

また、いきなり資産配分を変更するのではなく、年齢とともに資産配分を何回かに分けて変更するなども考えられます。

または、リバランスの時に一緒に半分を変更するなどもありだと思います。

私の場合、毎年1回はリバランスしているので、その時に合わせてやる選択肢が取れます。

問題は、「いつから始めるか」でしょうか。

3

資産の成長を目指しつつ、一部を現金化

目標以上の資産形成ができている場合には、この選択肢も取れます。

目標を超えた部分について、さらにリターンを目指したポートフェリオに組み替えます。

ただ、数年以内に必要となる費用分(教育費、車の買い替え費用など)は、現金化するなりして暴落に対するリスク軽減をしておく必要があります。

ポートフェリオをよりアグレッシブにして、リターンを狙う戦略です。

目標を超えているのでリスクを取る必要はありませんが、例えば子供になるべく資産を残したいなどと考えるのであれば、このやり方もありかと思います。

私的には、特に資産を残す相手はいないので、目標に到達しているのならわざわざリスクをとる選択肢を選ぶ必要はなため、これは選ばない気がします。

ただ、目標達成していたら、一部の資産は優待狙いなどで個別株に投資したりするかもしれません。

4

継続して運用。必要な時に売却

現状のポートフォリオのまま、運用していくというスタイルです。

お金が必要になったら、必要な額だけ現金化していくスタイルになります。

資産に現金のアセットも含んでいて、暴落リスクにも対応できているポートフォリオであれば、このスタイルも良いと思います。

この選択肢については、私も考えています。ただ、現状のポートフォリオの平均リターンは、ライフプランの想定利回り2%より高いので、2番を選択しても良い気がしています。

自分に合った出口戦略を探そう

以上が、現状私が思いつく出口戦略です。

書いていて気づきましたが、結局「投資の目標設定」、「ライフプラン」が重要で、出口戦略はこれによって決めるべきもののようです。

例えば、私のように、資産に対して年+2%などでプランしている場合は、現金化するという選択肢はあり得ません(現状では、貯蓄で2%は無理)。

なので、2、3、4のどれかかなと思っています。実は50歳になった時に、資産配分は見直していて、株の比率を下げていますので、すでに2(「資産減少のリスクを抑えつつ、一部を現金化」)のポートフォリオの見直しは終わっている感じです。ここからさらに、配分を変えるかどうかは悩みどころです。

ある
ある

まぁ、一番の悩みは、再就職するのかフリーで行くのかですが・・・

とにかく、積み立て投資が成功したかどうかは、出口で決まると思っています。長期の投資だけでなく、目標やライフステージに合わせた資産の使い方もちゃんと考えておく必要があります。

その後は、定期的にポートフォリオを見直し、資産のリバランスを行いながら、目標に合わせて軌道修正していきます。自身で難しければ、専門家のアドバイスを活用するもの良いかなと思います。

最後に、自分の状況や将来のビジョンに合った出口戦略を見つけるために、継続的な学習と自己評価が不可欠です。変化する状況に適応しながら、柔軟な戦略を構築していきましょう。

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ある/Aru
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ファイナンシャル・プランナー(CFP®)/ 博士(情報工学)
2023年5月に54歳で早期退職。自分の時間ができたのでブログを開設。本職はITエンジニア(専門はデータ分析・機械学習)だが、ファイナンシャル・プランナー(CFP®)資格も保有し活動中。投資歴は20年以上。
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