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AirPods Pro2は補聴器の代わりになるのか? 体験をもとに課題を整理

tadanori
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AirPods Pro2には「ヒアリング補助機能」が搭載されており、簡易的な補聴器として使用することが可能です。高額な補聴器を購入する前の“お試し”として使える点は、特に「補聴器が必要かもしれないけれど、本人が踏み切れない」というケースで有用でした。この記事では、実際に高齢の親にAirPods Pro2を使ってもらった経験をもとに、その利便性と課題についてまとめました。

AirPods Proを補聴器として使う

以前、「AirPods Pro2のヒアリング補助機能」についての記事を書きましたが、今回は約1ヶ月間の使用経験を踏まえて、補聴器代わりに使えるかどうかを整理してみます。

結論から言うと「機能的には十分使えるが、操作や装着にはハードルがある」というのが率直な感想です。特に、若い人には気にならない点が高齢者にとっては大きな障害となることがあります。

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AirPods Pro2のヒアリング補助機能
AirPods Pro2のヒアリング補助機能

私はApple Storeで購入しましたが整備品であれば少しだけ安く購入できるようです

※AirPods Proは偽物も多数出回っているので、安すぎる通販は偽物を疑った方が良いと思います。

AirPods Pro2を補聴器として見たときのレビュー

初期設定の難しさ

ヒアリング補助機能を使うには、個人に合わせたキャリブレーションが必要になります。これが意外と厄介でした。

装着チェックが通らない

ヒアリング補助機能を有効にするには、耳への装着状態を検出し、個人に合わせたキャリブレーションを行う必要があります。しかし、これが意外と厄介でした。

父親の場合、S/M/Lすべてのイヤーピースで「装着状態が適切でない」と判定されてしまい、なかなか次に進めませんでした。耳の形状や装着方法にもよるのかもしれませんが、付属のイヤーピースで適合しないと、この段階で詰まってしまいます

タップ操作でミスが頻発

装着チェックをなんとか通過して、キャリブレーションに進むことができましたが、ここでもトラブルが発生しました。

キャリブレーション中、「音が聞こえたらイヤフォンをタップする」という操作が求められます。しかし、高齢の父は指が乾燥しているせいか、タップの反応が悪く、また素早く「パンッ」と軽く触るだけの癖があり、正しく認識されないことが多発しました。このためキャリブレーションを何度かやり直す必要がありました

最終的には、「音が聞こえたら手を上げてもらい、私が代わりに画面をタップする」という方法で進めました。結果、父は中程度の難聴と判定されました。

実際の使用感

装着そのものが難しい

イヤフォンに馴染みのない世代にとって、AirPods Proの装着は思った以上に難しいようです。左右を間違えたり、イヤーピースではなく本体の突起部分を耳に入れようとしたりすることもありました。

指でイヤーピースをつまんで耳にいれるとき、見ながら入れることができないのである意味勘にたよる必要があるのですが、イヤフォンを使い慣れていない人にとっては、装着の時点でかなりのハードルがあると感じました。

ノイズキャンセリングの誤動作

AirPods Proの突起部分をつまむと「ノイズキャンセリング/外部音取り込み」の切り替えが行われます。ところが、父は無意識にそれを触ってしまい、ノイズキャンセリングがオンになってしまうことが何度かありました。

特に驚いたのは、片耳だけでは外部音が聞こえるのに、両耳を装着するとノイズキャンセリングがオンになって音が聞こえなくなるという現象です。マニュアルには説明がなく、説明を聞いた時には「そんなおかしなことがあるはずがない」と親を疑ってしまいました。とにかく、初見では原因が分からず戸惑うことが多かったです。

ある
ある

Apple製品は比較的、UIがわかりやすいと思っていましたが、AirPodsは全然使ったことのない人には敷居が高いみたいです。

設定操作の難しさ(iPhone/iPad)

ヒアリング補助機能の調整や切り替えは、[設定]アプリ内の深い階層にあり、加えて「画面の上からスワイプ」などのジェスチャーも必要になります。高齢者にはこれが非常にわかりにくく、習得が難しいようです。

専用アプリが用意されていれな「このアプリを開いて・・・」と説明しやすいのですが、現在はそうしたアプリは用意されていません。今回は、なるべく初期設定のまま使い、複雑な操作を避けるというふうにしてもらってます。

総評:補聴器の「入り口」としては優秀だが、工夫が必要

AirPods Pro2はあくまで「音楽リスニング用」の製品であり、使いこなすにはある程度のデジタル機器リテラシーが必要です。

一方で、高齢者(特に75歳以上)は、スマホやタブレットを日常的に使っていても「使いこなしている」とは限らず、AirPodsのような最新デバイスの操作には戸惑うことが多いと感じました。今回、親にAirPods Pro2を渡して使ってもらって、あらためてガジェットの利用の難しさを感じました。

ただし、ヒアリング補助機能そのものは非常に優秀で、テレビや会話の音が聞き取りやすくなったと父も喜んでくれています。そういう意味では、AirPods Proをわざわざ買った甲斐がありました。

まとめ:補聴器購入前のお試しに最適

補聴器は安価なモデルでも10万円以上することが多く、「効果があるのか」「本当に必要なのか」が分からず購入をためらう方も多いです。そうしたケースでは、AirPods Pro2が安価な“お試し補聴器”としての役割を果たすことができます。

実際、父もAirPods Pro2を使ったことで「音がよく聞こえる」という体験を通じて、補聴器に対する抵抗感が薄れたようです。

高齢の親に補聴器を勧めたいが、うまく説得できないという方にとって、AirPods Pro2は一つの有効な選択肢になるかもしれません。

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ある/Aru
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ファイナンシャル・プランナー(CFP®)/ 博士(情報工学)
2023年5月に54歳で早期退職。自分の時間ができたのでブログを開設。本職はITエンジニア(専門はデータ分析・機械学習)だが、ファイナンシャル・プランナー(CFP®)資格も保有し活動中。投資歴は20年以上。
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